第九十四話「飛ばせ石膏! 灼熱ポリ地獄

ドーモ! 大山加奈似のポンチ井上です! 毎日暑いけど、ミンナ元気でポンチ? 昨年は冷夏だったけど夏は暑い方がイイネ! でも最低気温28度って! そんな猛暑でもビッグアート・3階アトリエに配備された業務用エアコンをフル回転してスイスイ造形ダ〜!

今回は吉本興行の芸人さんの銅像制作。ベ、ベタな美術仕事やなぁ〜… かつて大学で習った粘土造形と型取りの遠〜い記憶をたどってイザ、アタ〜〜ック!
まずラフを描いてから芯をつくってみる。これに水粘土をペタペタ貼付けて行くのダ。



さんま師匠の顔はまだ作りやすい。キャラも立ってるし似顔絵も描かれ慣れている顔、みたいな。造形作業はポンチくんが担当。



問題はサカナクン。吉本指定のイラストをそのまま立体に起こすととてもコワい顔に。紆余曲折してなんとかそれらしきモノにアレンジ。



サーここからが大変。失敗したら全てがパ〜〜〜(パーデンネン風)。キリガネを丁寧に取り付けたら石膏を飛ばしてメス型を制作!



複雑すぎて型取りチョー大変。なんとか型は分けられたけど… 元通りの形になるのかしら… 不安な夜は続く。大失敗して最初から作り直す夢を見た(実話)。



型が乾いたら樹脂を塗りまくれ! 指先や細い部分は補強材を埋め込む。ウメコメ!



ヤ、ヤ、ヤタリ〜〜! 元に戻タリ〜〜〜! でもやっぱりパーツ同士ズレてくるし、石膏に残った水分が表面に悪影響を与えてしまうので、最後はパテで整形。ウワ! ナックスパテがチョー臭い! く、く、くっさ〜。



ブロンズの塗装をして出来上がり! ヤッタ〜。しかしこれじゃまるで「美術メン」じゃなくて「美術さん」みたいだなァ… 美大生の方がよっぽどウマそう。アッハッハ。まあよい、ベンキョーになったワ!



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