第七十七話「サンシャイン急襲」


約6年ブリに行ってきました池袋。納品場所は、あのサンシャイン60だ。今回は「プラレール」のジオラマ制作だゾ!

プラレールといってもガチャガチャカプセルに入っているミニ版。オォ、これならポンチくんも買ったことあるゾ。長さ2m50cm以上もある、studio BIG ART内階段の許容範囲ギリギリのジオラマ、さぁ気合いを入れて制作せよ!
まずは路線やデフォルメした日本地図のラフをおこし、10倍に拡大出力して大きさをチェック。プラレールの他、動物や飛行機、車など、多種多様なオモチャの展示台として使用される予定。展示物の質感、スケール感がバラバラ過ぎるのでココは一発、ラフでカワイイ質感を演出できるスタイロフォームで制作ダッ!



実制作時間は二人でナナナント5日間! このときばかりは早く弟子が欲しくなった。スタイロで地形の削り出し、路線はコンパネに固定、味付けに5種類のモデリングペーストを使い分け。塗装は基本色を塗り分けてから、ひたすらドライブラシで立体感を演出! 陸地はマット、海はテカテカにするのダ。ジオラマの知恵を惜しみもなく大結集! 時間がなく、やり直しがきかないので「シュ〜〜チュ〜〜〜リョクワ〜〜〜〜〜〜!!!!」と確固たる完成図を常にイメージしながらの作業。アタマが疲れたワイ。誰か早く「美術メン」になりに来んか!



会場では450台ものガチャ台が展示。スゴイナァ。昔の駄菓子屋・玩具屋にあったもので今でも残っているものってガチャガチャくらいじゃない? 最近の「食玩」ブームも手伝ってか、景気はヨサ毛。



「トヨタ・ファンカーゴ」のプラモ編雑誌広告の撮影風景。注文ドゥ〜〜〜リのモノが出来たが、車がうまく合成できるかどうか… 心配だ。画面の中の要素が多いグラフィックはなかなか撮影が難しい。



ファンカーゴの撮影中、H社を抜け出して、こっそりD社の別件の納品にゴー! 汐留の新本社ビルはスゴイ。マイノリティ・リポートの世界観に近いカモ。



仕事の合間を縫って、ムーフェスinツクバの視察。 楽しみにしていた現役筑波学生による映像作品は期待以上! ボクらが学生の頃とは映像制作の機材が全く違っていて、いまはDVカメラ、パソコン、CGが主流だな。でも便利・不便利に捕われず、インプットとアウトプットの仕方をもっと色々試してみても…? 今回は総合造形学生から声を掛けてくれて運営も任せっぱなし。とてもしっかり運営してくれて、狭い会場にも関わらず100名以上が来場してくれたようだ。学生の作品というのは独特の雰囲気があって最近興味が湧いてしまう。そのうち学生作品展を企画してみたいナァ。



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