第六十八話「連日残業! 休日返上! 特殊工作・美術メン」


寒いッ! みんな、カゼひいてないカイ? サミットの興奮覚めやらぬstudio BIG ARTはアートやデザイン、イベントの制作ラッシュダッッ! 体調崩してるバヤイじゃないゾ!

ヨシタケは銀行やプレステの広告美術、ポンチくんはヤマト原型とムーフェス準備作業、4階アトリエでは當麻さんや新メンバーの小林(麻)さんがバリバリと作品制作! スススゴいでポンチ〜〜! studio BIG ARTでは毎日何かが産まれているのダ。こんなボロビルの自費経営オルタナスペースが5年も続くなんて誰が想像しただろう。これも特殊工作部の広告業務が絶妙な運営バランスを作り上げているからなのダ。実験的に運営方法は大きく二転三転したが、現在のところ特殊工作部主体の運営形態でオ〜〜〜ルオォケーイ。実際、特殊工作部がなければトックにモチベーションも下がっていただろう。ソレもコレも周りの人達の後押シや運があったカラ! ミンナッ、今日はドーモアリガトー!(by ヒロト) さぁ、グヮンバッてを呼び込め!


 

サミット当日もバリバリ制作していた「みずほ銀行」の広告写真制作ダッ!
人形はHOゲージ(鉄道模型)シリーズのものを使用。
コンビニは全てヨシタケ氏によるフルスクラッチ!
ソニーのメモリースティックの広告を担当したときも同じような
ジオラマを作ったが、マメ球仕込んだり長時間露光したり、超タイヘン!
今回はその反省を踏まえ、ポンチくんのアイデアでコンビニ内の
床を透明アクリルにして、下からストロボを照射することに。



オオオォ! 大成功! ちょっとリアル過ぎて、人形世界っぽくないくらいだナ。
でもすごくうまくいった。



その他、全部で7種類のビジュアルを超短期間で制作。これは空港編ダ。
発着案内板は文字が読めてくるかもしれないので、
成田空港のホームページを見ながら矛盾のないようにキチンと制作。
これらの広告はソロソロみずほ銀行の店鋪で見ることができるゾ。

 

久々のプレステ広告。「ダーククロニクル」というゲームの小道具だ。
これも2〜3日しか時間がなかった。ちょっと〜イイ加減にしてよね!
ムチャな発注ばかりダ! 大会社の段取りの悪さや業務レベルの低下が今年はすごく目につく。
ミンナ、しっかりしてクレッッ!



ヤマトの途中経過を報告ゥ! 白い部分は全てシリコン型で複製したパーツ。
1〜3ミリ程度のもので、ちゃんとモールディングもされている。
こんなちっちゃいパーツを1日かけてくっつけるより、ゴビ砂漠でポプラの木を
植林する方が自分が生きたという証が残せるんじゃないかナァ…、
とか深刻なことを考えながらひたすらモデリング。



ドドドドオダ! この1ヶ月、ヤケクソになりながらやっとここまで辿り着いたゾ〜〜!
健康にも精神にもとっても悪い。でもハッキリ言って最高傑作。
あとは最大の難関、松本零士さんの恐怖の監修が待っている。
グワワッ! 絶対タダでは済まないゾ…!



今回は(?)パーツ分けからモデリングまで、一切手抜きナシ! といっても、そこはプロの悲しい性。
納期も決まってるし、工場で生産できないような複雑すぎるパーツは複製できない。
もっと細かく、カッコいいものに出来はするが、様々な条件の中でどこまでやれるかが原型師の勝負ドコロ。
工場はコトブキヤさん(知ってる?)御用達のいい工場なので、すごい商品になりそう。
トイマガジンでの紹介もあると思うゾ。

さぁ、みんなもトットと仕事を片付けてムービーフェスタへゴーゴー!



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