第百四話「旅せよ! 近未来」

ポ〜〜〜ンチ! ミンナ、元気deポンチ? まだまだサムいよっ! さぁ、石油ストーブガンガン焚いて、造形街道レッツラゴゥ!

2006年に入ってからは、デザイン込ミ・企画込ミの仕事がようやく増えだした。単純な「美術さん」の仕事が減って、逆にアイデアの段階から口や頭を出す機会が増えているのダ。「美術さん仕事」で蓄積された技術ノウハウを「美術メン仕事」でのアイデア、企画などに活かせるようになってきた、とも言える。美大生・専門学校生・立体作家のための「特殊造形本(仮)」もいよいよ企画進行か!

美術メンの使命は、この
総データ化時代にデータ化されないモノを残すこと。ミンナッッ、データ化されるなヨッッ!

キタッ! 未来都市! 「未来」といえば「アブラ汚い」とか「核戦争後」とか「複雑化しすぎたシステムが人類を苦しめる」とか、そんな解釈が最近では多いが、今回作るのは「疑いようもなく素敵でスマートで清潔な未来」。未来なのに懐かしい感じ! ティッシュボックスやシャンプー容器でタタキ台を作り、アングルチェック。



未来都市の中に隠れた文房具を探す、という子ども雑誌の誌面である。文房具はスタイロフォームで!




飛行機も飛ばそう! コレはちょっとわかりやすかったカナ?(笑)



果たして未来でも空は青いか! という心配はさておき、いよいよ本番撮影。予算内で納めるため、100yenショップの雑貨が盛りだくさんダ! どんな雑貨を流用してるか、わかるカナ?



オオッ! まさに人々が待ち望んでいた「未来」感。横浜・みなとみらいっぽいね。都市模型をつくってて感じるけど、雑然とさせずに都市を構成する、といのはかなり難しい。気を遣う。やはり「都市計画」っていうのはすごく大事ね。吟味せねば。
〈完成写真〉



windowsの新OS画面の立体化。日経パソコンの表紙は、これから家具以外のオブジェも制作! 新展開!




パソコンの中で疑似立体化されたグラフィックを実際に作る、という立体化の逆流現象。なかなか面白いネ。



最近は食品を取り扱うことも多い。カプチーノはハンドソープとアクリル絵の具で表現! かつての「クリープ」は木工ボンドだったってホント!!!???
〈完成写真〉




特集テーマが「ネットワーク」ということもあり、鉄塔アンテナを制作。




美術メンが大好きな「パース撮り」で撮影。
〈完成写真〉




「近未来を旅する写真家」とも評された高田洋三氏の写真展 [ FRAGILE ・ snowscapes ] 。雑誌での特集やwebマガジンでのインタビュー記事など、彼の作品を目にする機会が増えて来た。現代美術製作所で行われる「藤原靖子展」や、特殊工作部の「ROBO-NOTE」シリーズのカメラマンとしても頼れる存在。独特の世界観を堪能しよう。
〈TOKYO SOURCE インタビュー〉




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