2012年8月6日 14:13 - CATEGORY: スタッフ, 告知
お久しぶりの更新になってしまいました。
暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
パンタグラフではこの夏、展覧会を開催致します!!
篠田守男展
東京都庁や多数の美術館に作品が収蔵されている彫刻家・篠田守男の個展。
1960年代より国内外で高い評価を受ける作家であり、 また教育者として筑波大学をはじめ数々の大学で教鞭を執り、教え子の俳優「六平直政」やアーティスト「明和電機」などに影響を与える。
代表作、鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させる「TC」シリーズの展示をギャラリー及び併設のカフェで予定。
2012/8/29(wed)- 9/9(sun) 11:00-19:00
月・火休廊 入場無料
会場/主催 PANTOGRAPH
・オープニングパーティー 8/29(wed)19:00〜
・期間中、限定トークイベントあり(ゲスト:明和電機 土佐信道、クワクボリョウタ)
詳細は展覧会特設サイトでご確認下さい。
限定トークイベントの詳細も特設サイトで随時更新していきます!
お楽しみに。
さの
2012年6月12日 11:40 - CATEGORY: たくと, 制作風景, 告知
さてさて、前日の夜に札幌で一番ディープなスポットに迷い込んでしまい
うなされることなく眠れるか心配でしたが、目覚めよく朝を迎えることができました。
二日目は札幌平岸高校で井上さんが特別講演をするということで
僕は記録撮影としてくっついていきました。
呼んでくださったのは筑波大学の先輩でアーティストでもある「佐藤一明」先生。
準備室にはアイデアノートが!
高校は普通科とデザイン科があって、今回はデザイン科の生徒、3学年120人を前にしての
講演だとか!会場も体育館兼用の講堂ということで気合いが入ります。
若者に夢と希望を与えます!
まるで卒業式でもやるかのような雰囲気の中、井上さんも喉をあたためて準備OK!?
チャイムが鳴ると同時に、わらわらと生徒たちが入ってきました。
若い!キャピキャピしとる!
120人を前にパングラ紹介
でも授業中はみんな静かにじっくりとお話を聞いてくれました。
パンタグラフのモノづくり、伝わったかなー?
しかし、やはりエヴァ・コースの反応はすごいすね。
ちょうど彼らが産まれた頃のアニメなのにこんなに反響があるなんて!
展覧会にも興味津々
講演の最後には学校からも近い美術館の展覧会もばっちり案内。
120人、団体さんで行ってくれよな。学校でバスを借りる計画も??
熱心な学生と井上さん
授業後も、準備室まで押し掛ける学生多数!
中には、ビークルのCDを持ってきて井上さんにサインをせがむ生徒も。
す…すごい!
後ろ髪をひかれる思いで学校を後にして
展示作業の続きのため、美術館にまた移動。
ミリ単位の作業
緊張の瞬間
心配だった映像もなんとかうまく行きそうで一安心。
展示物にもアクリルケースがはまることを確認して、展示作業終了!
(館の方はまだまだ照明とかあって大変そうでしたが…。)
お疲れさまでしたー。
帰りの飛行機までちょっと時間があったため
念願だった札幌ドームに移動!
そびえたつ!でっかいどうむ
ちょうど、次の日で11年目を迎えるドームでしたが
さすが北海道ならではの贅沢な土地活用に唖然!
隣に併設しているサッカーグラウンドがそのままガコンって入っちゃうんですって。
スケールの違いにクリビツテンギョー!
新庄はもういない
しかも、またまたびっくらこいたのが展望スペースの存在。
ドームのてっぺんまで上ることができるというんです。
近未来エスカレーターを抜けると雪国?!
旅の最後は記念撮影でしょ!と
井上さんとパチリ。
I ♡ SAPPORO
とっても濃縮された2日間の札幌でしたー。
あ、ラーメンもスープカレーもソフトクリームも食べてない!
また来なきゃー。
最後に告知。展覧会は7月8日まで。
立体力 仏像から人形、フィギュアまで
会期:2012年6月2日(土)~7月8日(日)
会期中無休
開館時間:午前9時45分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
観覧料:一般900円(720円)、高校・大学生450円(360円)、小・中学生200円(160円)
http://sapporo-art-museum.jp/
2012年6月4日 14:24 - CATEGORY: たくと, グルメ, 制作風景, 告知
おーいおーいほっかいどう、ほっかいど〜〜う♪。たくとです。
6月2日から札幌芸術の森美術館で行われる「立体力 仏像から人形、フィギュアまで」の設営で札幌まで行ってきちゃいました!
出発は平日の朝、年配の方多し!
羽田空港から新千歳空港までのフライト時間はわずか1時間半。
寝ている暇すらありません。本当にあっと言う間。便利だなー。
そして着いたそばからまずは寿司!
井上さんおすすめの回転寿司を紹介してもらって舌鼓をうちました。
こりゃあ、幸先がいいぞ!
ひらめやいくらの舞踊り!ここは竜宮城か?!
お腹いっぱいになっても寝るわけにはいきません。
今回の北海道出張は超過密スケジュールで一分一ナノ秒すら惜しいのです。
早速美術館に移動です。
すすきの駅から地下鉄で15分ほど、
真駒内駅からバスでまた10分のところに美術館はありました。
芸術の森の名にふさわしく自然豊かな環境にある美術館です。
札幌芸術の森美術館は六本木とは関係ないです。
6月にさしかかるというところなのに
すっきり爽やかな涼風を受けながら美術館に突入。
すでに、名だたる作家さんの仏像や人形などが整然と陳列されていました。
そして今回画期的なのはそこにフィギュアと分類されるものも同列に展示される奇跡!
その恩恵にあずかりパンタグラフも参加できることになったのですが
同じフロア内には海洋堂の等身大ケンシロウや
グッドスマイルカンパニーの初音ミクやまどかマギカのフィギュアなど。
これは非常に興・味・深・い!
さあ、早速展示だべとばかりに作業にとりかかります。
井上さんはジオラマの設置、僕は上映映像の確認を始めました。
博ロボのジオラマも展示。ク、クラーク博士?!
そこで恐れていた問題発生!(井上さん曰く「予想していた不測の事態」)
今回、展示上映用にパングラとしましてブルーレイを初導入して挑んだんですが
会場のプラズマディスプレイとブルーレイプレイヤーが繋がれているのが
コンポジット!(いわゆる黄色の端子です。)
これは、ハイビジョンで制作したきれいな画質が一段落ちたもので映されてしまうということで
例えるならば、地デジとアナログ放送の差くらいの画質差が出てしまうんです!
これではいけないと思い、少ない脳みそをフル回転させて対処法を思案。
いろいろ駆使して何とかこれでうまくいくだろうか?というアイデアを学芸員の人に提案してタイムアウト。
次の日もう一度確認してみようということになりました。
井上さんもシビアなジオラマ展示作業。緊張感!
とりあえず一仕事終えて、夜はジンギスカンで乾杯!
緊張感からのジンギスカン
幸福な満腹感につつまれながら
最後は札幌で様々なジャンルのアート、カルチャーを発信するイベントギャラリースペース
「sapporo underground necco」に連れてってもらいました。
サッポロアンダーグラウンド「ネッコ」
大学時代を思い起こすような居心地のいい空間でした。
ライブイベントやパフォーマンスも行われているらしいです。
またイベントなどあるときゆっくり来たいなー。
(あわよくば呼んで欲しい?!)
次の日はまた次回!
2012年5月14日 22:12 - CATEGORY: たくと, イベント
どもどもども!全国1億2000万人のコマ撮り作家のみなさんお元気ですか?
え、コマ撮りしている日本人はそんなにいないって?
いやいやいや、それがいるんですよ。
というわけで、今回初の試みでしたが
コマ撮り作家が集う座談会トークイベント
「THE・コマ撮り会議(仮)」
を開催しました。
準備のお手伝いで案内イラストをたくさん描く筑波大の石川さん
今回は完全オープンイベントとはせず
知り合いの作家さんを中心に声をかけて、またそこから友達の輪形式で
参加者を拡げてもらいました。
その結果、集まったのはなんとコマ撮り関係者だけで50人!
はじめましての方も多数。腹が出てる男が僕です。
個人作家さんを始め、プロダクション所属のかた、そして美大生など
そろいもそろってみんなコマ撮り制作者!
ちょっと圧巻でございました。
ベーコンときゅうりで巻いた玄米おにぎり
ご飯は、喫茶コマドリからのケータリング。
店主がよりに腕をかけたおいしくてシャレオツなご飯が所狭しとならびました。
いつもだせえ煮込み料理とかしか作ってない僕ちゃんも目から鱗の舌鼓!
朝生スタイルで司会は僕ちゃん、気分は田原総一郎!
そして、20時からはメインイベントのトークバトルが始まりました。
まさにコマ撮り会議の名にふさわしく、個人作家さんをぐるりと囲んだ座談会です。
登壇者は
・青木純
・井上仁行
・オカダシゲル
・澤田裕太郎
・竹内泰人
・細川晋
・宮島由布子
(敬称略・五十音順)
特別ゲスト解説員にいつも日パソでお世話になっている黒羽さんを迎えて
ライティングのことなど様々な疑問にお答えしてもらいます。
照明の悩みを素早く解決!黒羽プロ解説員
機材にテーマをしぼっていたのですが
やはりコマ撮り作家のみなさん、それぞれやり方が違います。
まさに100人100色な感じです。
井上さんもびっくりだったのは
撮影にコンパクトデジカメを使っている人を聞いたところ会場で3人しかいなかったこと!
(そのうち1人はパンタグラフ)
澤田氏のコマ撮りには猫も?
トークイベント自体は1時間半の予定でしたが
もう、みなさん喋りたいことがどうにも止まらなくてリンダも困っちゃう!
ウララウララ春ウララをふきとばす初夏の勢いの熱量でございました。
時には会場のお客さんとのクロストークも!
3時間近くに及んだ真剣トークバトルの終了後は
横浜みなとみらい、東京藝大からいらした特別ゲスト
布山タルト先生による コマ撮り新装置「koma koma」のデモプレゼンがスタート!
koma koma でコマ撮り
PCとwebカメラを使ったアプリケーションで、
まさに誰でも簡単にコマ撮りアニメを制作できる!という機能がつまったものでした。
しかも、できたばかりのiPad版の紹介もあり
来場のお客さんは貴重な体験をすることができましたね。
その後は、終電も間近になってしまいましたがみなさんギリギリまで
来場者同士交流を深めていました。
いやあ、コマ撮り業界がこんなに熱いなんて!
これを良い機会にして、今後第2回、第3回と続けていきたいもんです。マジで。
2012年5月2日 22:35 - CATEGORY: INOUE, イベント, グルメ, 作品, 制作風景
ADビルに関わってくださったみなさんと5周年パーティーを開きました。
その最中に、ADビルの建設現場が食卓に再現されました。
いや〜みなさんなかなかイイ腕ですね〜w
お皿をペロリンペロリン、気っぷがいいです。
喫茶コマドリ店主によるRC建築のお味は如何でしたか?
ご参加の皆様、誠にありがとうございました。
ちなみに、5年前の竣工記念品はこちらです。
INOUE
2012年4月24日 14:39 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景, 未分類
Google マップ・新サービスのプロモーションムービーを制作。
制作期間がかなり限られていたので、コピペを利用して広大なジオラマを表現することに。
予想どおりゲームっぽい画面になったわけでありますが、ズームしてよ〜く見ると、やっぱり
手作りの味がほんのりと残っていて、ほどよい質感や触感が伝わってきます。 Webやゲームでも、
もっと手作りオブジェ使いませんか…?
最初は手描きでマッピングを試します。
ドラクエや桃鉄、シムシティなどもおおいに参考にしちゃいます。
スタイロカッターを利用して建物らしきオブジェを制作!
光を当てたときに影やハイライトなどのカタチのとっかかりが
見えるようなデザインを目指します。
丸いビルはパイプとライオンボードを使用!
アイデアノートにも載っていない素材。コスプレなんかによく使われているよ。
ムービーの中には、パンタグラフやオーリーズバードがアトリエを
構える、共同アトリエマンション“ADビル”や…
ADビルの前身・宮本ビルも並んでいます。探してみて下さい。
探すほどでもないけど… いっぱい建ってます。
ショップっぽいイメージで建物の中のアイテムも作り込んでいきます。
これらは疑いようもないヨシタケテイスト。
CGで作るよりも断然味があって制作時間も同等か早いくらい。
今、世に出てるグラフィックがもっとこういったものと入れ替わって
いくといいんですが。なぜこんなCGありきの世の中に?
スタイロを切り出して…
エスカレーター!
コマ撮りでちゃんと動きます。
ヨシタケ人形も炸裂です。最近、手・足・首・腰などの新しい間接技法が
定着しつつあります。
まるでアシュラマンのように、いろんな腕を作り貯めます。
指のカタチも様々。
セットと照明を作り込んでいきます。
場合によっては人形の下半身は外してしまいましょう。
こんな天井をつくって…
室内の照明を表現。室内の様子を再現するのはいつも苦労します。
インテリアや家具、建築のちょっとした知識が役立ちます。
スタジオもいいカンジにゴッチャゴチャになってきました。
セットや場面が変わるときは一度スタジオを掃除!
スッキリした気分で仕切り直し。
屋外の場面は意外と照明が必要。久しぶりに6〜7灯で撮りました。
照明では光を当てるのも大事だけど、もっと大事なのはそれらの
光を切ること。反射板や仕切り板をたくさん使おう。
流れる背景を動画撮影で。
セットをレールに乗せ、スピードコントロールモーターで制御。
学生時代の作品や素材は取っておくもんだ…!
INOUE
2012年4月23日 18:01 - CATEGORY: スタッフ, 制作風景
先日、パンタグラフの新作映像が公開されました。
Panoramioという写真共有サービスのプロモーション映像です。
こちらからご覧頂けます。
この映像が出来るまでの制作過程をここでご紹介したいと思います。
PanoramioはGoogle Maps、Google Earth上に自分の写真を貼り付け、世界中の人たちと写真の共有が可能なサービスです。
今回は世界中の様々な写真を共有し、コミュニケーションできる楽しさをボードゲームで表現しています。
まずはボードゲームの世界観。
ボードゲームの資料を参考にボード・コマのデザインを考えます。
ボードは六角形に決定!
六角形に合わせて配色やデザインなどを決め、まずはサンプル作り。
コマも同時進行で作るので、サイズ確認のためのタタキ台。
アップのアングルもあるので、コマは小さ過ぎず、大き過ぎず。
ボードとコマのデザインが決まったところで、本格的な制作に入ります。
ボードマップに使う原画も描き込んでいきます。
コマはすべて木材で制作するため、まずはスタイロでデザインとサイズ感をチェック。
木目をだすため、建物のコマには杉材を使用しています。
塗装は表面だけ。側面は木目が見えるようにします。
これで木の素材感を生かした建物のコマの完成。
続いては人のコマ。
こちらも木で制作します。
コマ撮りする際にズレたりしないよう、
ボードには鉄板、コマの裏にはマグネットを仕込みます。
カメラとのバランスを見て
塗装していきます。
こちらも素材感を生かすため、顔には色を塗りません。
ここで吉竹さんの職人技!!
なんとカメラはコンデジから一眼まであります!
出来上がった原画を使ってゲームボードを組み立てていきます。
実は本編には映っていませんが、クジラや気球もマップの中に描かれています。
鉄板の上に完成したマップ・コマを並べ、いざ撮影です。
3月にオープンした喫茶コマドリもこの映像の撮影スタジオとして使われています。
また音楽は びじゅたん こと たくとさん の作曲!
おもちゃのようなかわいらしい音楽で、より一層ボードゲームの世界に入り込めます。
この制作レポートを見てから、また映像を見ると違った見方ができると思いますよ!
是非またご覧下さい。
さの
2012年4月20日 12:00 - CATEGORY: たくと
ご無沙汰でがんす。
パンタグラフのびじゅたん こと たくとです。
(ひらがなが並ぶとどこで切れるかわかりにくいですな!)
さてさて、パンタグラフでは2009年から細々と楽曲制作を業務にしてきましたが
あまり成果をあげていないのも事実… (TへT)
ということで改めてイントロダクションムービーを用意しました。
今まで制作してきた映像音楽や効果音、歌などをずらっと紹介しています。
映像制作している作家さんや会社さんなどで
音響制作にお困りの方はこちらをご覧頂いてオーダーの参考にしていただけるといいなーと思っています。
パンタグラフでは主にトイ楽器や教育楽器を使ったかわいらしい曲を作ってますが
他にもいろいろやりますよー。
そしてこのムービーを携えて先日は東京国際アニメフェアでプレゼンもしてきちゃいましたよー。
びじゅたんも本気です。どうぞお気軽にご相談下さいー。
http://www.pangra.net/music/index.html
よろぴくどうぞー!
このブログでもおいおい、井上さんみたいに楽曲制作過程も見せられるといいかなー?
〓たくと〓
2012年4月18日 10:57 - CATEGORY: スタッフ, 告知
モンスタップが収録されたDVD、
NHKおかあさんといっしょ最新ソングブック「ねこ ときどき らいおん」が本日発売されました!
月うたベストで特典映像も含め全25曲が収録されています。
放送期間中に録画し忘れてしまった方やまたモンスタップ見たいな〜という方は、この機会に是非!
よろしくお願いします。
ここでモンスタップ掲載誌もいくつかご紹介します。
もう店頭では取り扱っていないんですが、
講談社発刊の月刊「NHKのおかあさんといっしょ」2月号と4月号
2月号では1月のうたポスター
4月号ではシールを貼って遊べるページに掲載されました。
掲載誌の発売情報はtwitterでお知らせしています。
これから発売予定の掲載誌もあるので、パングラのtwitterの方もチェックしてみてくださいね。
さの
2012年4月5日 15:21 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景, 日パソ
隔週だから1年24号 × 8年 = 192号!
いくらなんでも多すぎるんじゃないかとかけ算し直してしまいました。
もうこれは早く写真集とか展覧会とかせねばなりません。
スタイロを積層しておっきなカタマリをつくります。
接着には漬物石が便利。
円柱に切り出し。
端材が結構出ますが、無駄にならないよう使える物は取っておこう。
品薄でスタイロが貴重な時代です。
丸太型にカット!
アイデアノートを読んでいればカットの仕方は分かるよね!
垂直にスジを入れていきます。精度はほどほどでOK。
概形でけました。なかなか樽っぽいです。
木材で栓をつくり、ワイン樽感を出します。
吉竹氏制作の“スマフォ切り出し機”。
羊羹のようなスマフォが切り分けられている瞬間を造形します。
見た目には分からないが、部分によって使う素材がバラバラです。
グニャリと曲ったスマフォは粘土(スカルピー)製、出来上がりの
スマフォは直線が命!なのでMDF製です。そして…
カタマリはボリュームがあるので、プラ板の箱組みです。
同じモチーフでも、形が違うと作る素材がこれだけ異なるという良い見本!
造形が苦手、下手、時間がかかるという人は、素材選びを慎重に行うといいよ。
台やマシンはシンプル。MDFでつくります。
撮るアングルによって印象が違ってきそうなので、撮影当日はいろいろ試そう。
またまたMDFを切り出します。
“くり抜き加工”はめんどうでもドリルで穴を開け、刃を通してから。
カタチを整えます。裏側は作らず、見える面だけでも充分。
なんせ1アイテムにかけられる時間、2〜3日なんだからね!
組み立てた後、表面に鋳物風の凸凹を施します。
丸型回転サインはWindows色と、一応地味な白黒バージョンも用意。
少しエイジング加工気味に。
さて、お次はUSB蓄音機型記録装置…
時間がなくてもうビビりながらやってます。コマ撮りも並行してるし…
なんか定まらないままモヤモヤ進めていきました。
なんとか仮組みまでいったけど全然カタチが納得いきません。
切ったり伸ばしたり、この段階で結構試行錯誤します。
プーリーはアリモノを探したけど無い! プラ板とMDFで適当に作りました。
アンティーク作品のいいところは適当につくっても味になってくれるという
ところです(笑)
化粧品の容器やプラモの余りなど、アリモノ作戦でいきます。
レコード筒部分は塩ビパイプを無理矢理ボール盤にかませて棒ヤスリを
慎重にかけていきます。ただ、スネ毛のようなカスが全然取れなくて、
仕上げが難しい! 塩ビめ。
塗装。
金属っぽいドライブラシと、ツヤの出し入れで硬そうな質感を目指します。
バイクプラモのタイヤパーツも塗装を施せば…!
造形作業より、塗装作業の方が時間がかかる場合が多いです。
じっくりじっくり…
ようやく完成し撮影を終えホッとするのも束の間、もう次号の案出しです。
INOUE