2014年10月23日 10:37 - CATEGORY: INOUE, イベント, 制作風景, 日常
パンタグラフ、学園祭に呼ばれました。
学校や美術館での講義はやったけども学園祭は初めてです。授業じゃないので
マジメすぎてはダメ、笑わせてナンボ! という訳の分からないプレッシャーを
背負いつつ行ってきました、神戸芸術工科大学!
パンフレットにも載せてもらいました。
斬新なロゴデザインw 学園祭の感じが良く出てます。
パンタグラフもなんと学園祭のために映像をつくってきましたヨ。
いい会場! 申し分ナシ!
プレゼンテーションが始まりました。ドでかいスクリーンを挟んで、
井上・江口が両端に陣取るという、学園祭ならではのフォーメーションです。
冒頭、いきなり難しいクイズで講演スタート!
ぼくたちが作ってるアニメーションはどれ??
講演後、色紙にサイン、スタンプ、メッセージを書き込む。慣れないなぁ。
講演が終わったら久しぶりに学園祭を満喫。デザートや生徒作品を多数購入。
ファッション科によるショーが学園祭の目玉イベント! 活気あるぞ。
我々もTシャツや皮革グッズを買いました。
INOUE
2014年10月15日 18:42 - CATEGORY: イシカワ, スタッフ, 作品, 制作風景
お久しぶりです、イシカワです!
最近はなかなかブログが更新できておりませんでした。あっという間に寒くなりましたね!
もう10月ですって、、2014年もあと少しですね。いや〜早い!
さて、今回は
電子工作でおなじみのlittleBitsを使って、楽器を作ろうパート2になります。
前回はlittleBitsのSynthKitを使ってショルダーキーボードのKeytarを制作しました。
今回は打楽器、電子ドラムの制作です!
まずはモジュール組み。どんな音が出るのか、出せるのか探って行きます。
パンタで音楽担当をしているタクトさんにはお手の物。すぐにドラムの音が完成しました!
ドラムの音だけでなく、効果音バージョンもできちゃいましたよ〜
次にこれをどんなデザインにするか考えます。
手に持って叩けたら、楽しいかも!?
フラメンコみたいに叩けたりして!?と遊びながら形を考えて行きます。
そして気がつきました、コレ、置いても使える、、!
効果音バージョンと同時に演奏することもできちゃうことが判明。
遊んでみるものですね!
だいたいの形が決まったら、ここからデザインを詰めて行きます。
井上さんの神業レーザー操作によって、かっちょいい基盤ができました。
さて、ここから私の仕事、塗装をしていきます。
Keytarとの相性も良い様に配色していきます。
パンタグラフ用に、スペーシーなものも作ってみようと、
スパッタリングで銀河を描きます。
それを見ていたタクトさん、「叩くところ、地球ってのは?」
おお!まさに宇宙!スペーシー!
しかし私の描いた地球はどんより、なんだかクオリティが低い、、
それを見かねた井上さんが美しい地球の描き方を伝授してくれました!
(企業秘密ですので教えません笑)
地球もあるなら、月もありじゃない!
とすぐに月まで作ってしまいました。
さすがです、、
というわけでKORGさん用に2つ、パンタ用に1つ、
と3つの打楽器ができました。
名前は「HyperCastanet」。
別アングルもどうぞ!
近いうちにKeytarのワークショップのように、
HyperCastanetのワークショップも
やりたいな〜と考えています。
みなさんチェックしておいてくださいね☆
最後に
実はこのお仕事と同時期にKORGさんのiPad用のアプリ動画の制作もしました。
その名も「KORG Gadget」。
このアプリには合わせて17種類のシンセサイザーとドラムマシンがあり、
様々な音を組み合わせることでオリジナルサウンドが作れてしまう!
という代物です。どこでも持ち運べて、感覚的に音楽が作れてしまいます。
機能の説明や紹介が主な動画制作なので、
どうしても画面の映像ばかりになってしまいます。
そこで様々なアングルから撮ってみたり、
小型ドリーを使って動きを出してみたり、
映像を持たせるために、色々と工夫しました、、!
音と映像をぴったり合わせることで、
気持ちのいい動画になったのではないでしょうか!
ちなみに私のお気に入りの最後のシーン!
これは実際にスタジオにカラーライトを設置し、
スモークもがんがん焚いて撮影しました!
スタジオで昼寝していた犬もびっくり、、!
部屋中が煙に包まれました。最後の幻想的な感じはこの煙のおかげなのです!
というわけで、動画の仕事もやりますよ!
最近コマ撮りの仕事がないので、コマ撮りの仕事大歓迎です!笑
イシカワ
2014年8月21日 15:19 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景
映像史を語る上で欠かせない、古典的なアニメーション装置「ゾートロープ」。
よく美術館のワークショップや美術学校の課題などでも見かけます。
今回はある科学ミュージアムの展示用に立体ゾートロープをつくることになりましたヨ。
ただ、話をもらった時点で納品まで2〜3週間しかないとのこと。
あまりの時間のなさにズッコケましたが引き受けたからにはヤルしかありません。
そんな短期間で作れるものとなると、どうしても効率の良さが必要です。
今回は作品というよりは、制作経験を今後に活かす意味で制作に取り組みました。
INOUE
ゾートロープと言えばまずは円盤! 時間的にとにかく迷うヒマがありません。
ザックリ大きさを決めたらもうバンバン切って行きます。
ゾートロープ案は幅広く3案ほど出したんだけど、今回はロボットくんを使うことに。
ボディを切り出して増やして行きます。
頭部の量産。10年以上の展示用なので強度も考えねば。
今回、はじめて造形物にレーザーカッターを使用。
コレはイイ!(今更ですが…)
同じような形状を多く使うゾートロープには欠かせない!
ロボットくんの手足もレーザーカット。
シリコン型取りでの手間と時間を考えるとコレは革命です。
こうして人間は退化していくのです。
組み立て。アニメーションなので、当然1体1体、微妙に形を変えていきます。
全部で50体!
似たような人形がすぐにゴッチャになっちゃうので管理も油断できません。
ちょっとした誤差が命取り。正確に正確に。。
ポージング済みのロボットを取り付けて行きます。
宙に浮いているところがなかなか調整しづらい!
このクリアパーツは…
コンタクトレンズよろしく、ロボットくんの目に接着していきます。
マットな質感の中で、目だけキラリと光ります。
ゾートロープはスリットや光の点滅によってアニメーション効果が発揮されます。
その分、オブジェが多少見づらくなるのでハッキリとした明確な色分けをします。
そしていよいよ現地のミュージアムに設置!
短い制作期間にしてはまずまずうまくいきました。
次はもっと時間をかけ、作品と呼べるものをつくってみたいと思います。
ゾートロープ、面白い!
そして沖縄出張サイコウです。もっと出張させてください。
2014年8月7日 23:24 - CATEGORY: たくと, イベント
たくとです。
さてさて、2014年8月2日土曜日に
パンタグラフ・ワークショップ「littleBitsで超COOLなシンセを作る!」を
開催いたしました。
会場のキャパシティや、使用するキットの個数の関係もあって
限定8人という募集でしたが、たくさん告知をしたおかげか
ちゃんと7組(8人)のお客様にご参加いただきました。
(定員埋まらなかったらどうしよう…と内心ヒヤヒヤしておりました。)
パンタグラフとしても本格的なワークショップは経験が浅いので
会場準備は念入りに。2階にプロジェクターを設えて、簡易的なスクリーンも準備しました。
13時スタート、遅刻する参加者さんも皆無です!すばらしい。
まずは、littleBitsSynthKitを開封して、どんなモジュールが入っているのかを
見ていきます。
僭越ながら、パンタグラフの楽曲担当びじゅたんこと僕が
各モジュールがどんな役割をしているのか、
そして、それらモジュールを組み合わせてどんな音が出せるのかを解説していきます。
みっちり1時間半かけてアナログシンセサイザーの仕組みを簡単に説明しましたが
もっと話したいことが〜〜。次回はもっとマニアックにここにスポットをあてちゃうか?
各モジュールの解説をメモる参加者さんも。
ワークショッパー冥利に尽きます!
そして、10分の休憩をとってここからがメインディッシュ!
パンパカパーン!今週のハイライト!スポットライト!
パンタグラフがデザインしたオリジナルKeytar(いわゆるショルダーキーボード)
をカスタマイズしていく時間です。
パンタグラフが用意した、ベースとなるMDFボードに
参加者のみなさん、思い思いのカスタマイズを施していきます。
色を塗ったり、布を貼ったり、穴をあけたり…。
おお、レーザーカッターを使って、アクリルミラーをカットし
自前のフロントパネルを用意する猛者まで現れた!
このワークショップ、ハンパねぇ!
予想以上にうまくカットできて猛者もご満悦!
パンタグラフスタッフも一声かかればすぐに飛んでいきます。
塗り、ネジ、乾燥、ホットボンド、スパッタリング、なんでもござれでございます。
この光るロゴプレートをはめるのが、存外難しいものなのです…。
こちらの工作パートもみっちり3時間、出来上がったみなさんの作品(一部)がこちら!
我々主催者側もここまで各参加者さんのオリジナリティが出るとは
クリビツテンギョー!舌を巻きました。
いや、並べてみると壮観の二文字ですわ。
やっててよかった公文式!やってよかったワークショップ!
そして、ここで終わらないのがパンタグラフ流の
満漢全席フルコース、デザートもお忘れなくです。
なんと、数多のモデルを撮影するプロカメラマン花島成人先生に
記念撮影をしてもらえるんでーす。
最初は、みなさん恥ずかしがっちゃうかなーと心配していたのですが
ところがどすこい、はっけよいのこったのこった
衣装なんかも用意してきちゃって、決めポーズもみなさん超COOL!
COOLすぎて、僕はこの夏暑いのをすっかり忘れてしまいました。
エアコン要らず!
そして、出来上がった写真がこちら!
いい!良すぎる!すばらしすぎる!
やっぱり、「ありのーままのー♪」じゃダメですよ!
かっこつけたっていいじゃない!「すこーしも寒くないわ♪」って…NO!
超COOLがいいじゃない!いや、もはや超HOTでもありますね!
ということで、次回開催の折にはぜひみなさんも
かっこつけに来てください。
2014年7月30日 11:06 - CATEGORY: たくと, イベント
たくとです。littleBitsしてますか?
と、往年のミスターのCMのように始まった今回のブログです。
え?まだしてないって?それはいけませんねー。
過去にも何回かとりあげた未来の電子ガジェット「littleBits」を使ったワークショップを
パンタグラフで開催しちゃいます。
過去の記事:KORG×littleBitsのSYNTH KITでショルキー制作
でも扱ったショルダーキーボード「Keytar」を制作しちゃおうというワークショップです。
何はなくても参加者が集まらなければ、始まらないし終わってしまうということで
募集するために、動画を制作しました!
パンタグラフ新人イシカワがハニカミながら演技しておりますが…
つまり、こんな感じでオリジナルの超COOLなシンセが作れちゃうってことなんです。
これを持って、盆踊りに参加して櫓の上の和太鼓の隣でかき鳴らすもよし。
フェスに参加して、大物アーティストの横で素知らぬ顔をしながら爪弾くもよし。
キャンプに行き、キャンプファイヤーをかこみながら、ギターの代わりに弾き語るもよし。
もちろん、夏休みの自由研究の提出に使うもよし。
とにかくこの夏、何か変えたい、変わりたい人にはうってつけのワークショップになること
アツい!ヤバイ!間違いない!
連日の猛暑ですが超COOLなシンセでひんやりしましょう!
http://www.pangra.net/artevent/2014ws/
2014年7月1日 9:46 - CATEGORY: アトリエカフェ, イシカワ, グルメ
どうも!新人スタッフ、イシカワです。勤務し始めてからもう3ヶ月も経ちました。
もう新人なんて言ってられないですね、、、みなさん、今日から7月ですね。夏です!
さて!この間喫茶コマドリにてランチメニューを考えさせていただきました。
今回で2度目になります。
今回は夏にぴったりの、おろしポン酢でいただく、鮭とお豆腐のハンバーグです。
店主さんの上品な盛りつけのおかげでいい感じに仕上がりました☆
また作らせていただけたらと思います〜
夏バテに負けずこの夏を乗り越えましょう!
2014年6月18日 11:21 - CATEGORY: イシカワ, 作品, 制作風景
こんにちは!イシカワです。
前回Synth Kitやその他のlittleBits商品を使って、スピーチ博士やショルキーなどを作りました。
今回はlittleBitsの新商品Space Kitを使っての造形制作のお仕事です。
まず一つめは光の強さを測ることができる「アンテナガン(ILLUMINOMETER GUN)」です。
前回同様、Bitsモジュールを組み合わせて何ができるのか模索します。
光センサー(Light Sensor)と信号を数値化するNumberを使い、
光の強さが測定できることを発見。
さっそくボディのデータを作り、レーザーカッターで
切り抜いていきます。材料を無駄にしないよう、詰め詰めに
してなるべくコンパクトに切り出します。
実際に手で持って操作するので、握りやすさ、ボタンの押しやすさを考慮して
デザインを考えました。井上さんのこだわりです。
そして本当に握りやすい、、、!
パンタグラフお得意のアリモノ作戦です。普段見慣れているものも
使い方や組み合わせによって新しい造形が生まれるんですね〜
形が見えてきました!
塗装をしていきます。なるべくシンプルにかっこ良く!
サーボを使うことにより、警告標もくるくると動くようになっているのです。
ブザーも追加で付けることで、警告標だけでなく音も連動するようになりました!
計測している感MAX!
撮影では宇宙感を出すために宇宙飛行士の腕を再現。
結局私イシカワの手は小さく、役に立たなかったので
井上さんが手タレをしてくれました。
そして完成した動画がこちら!
スタンドもついて、安心して展示できますね!
次回は2つ目の造形、「サテライト」編です。これまた
面白い造形になっているので是非チェックしてください!
2014年6月3日 10:53 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景
パンタグラフのオブジェを教科書の表紙に採用したいということで
光栄ながらお声掛けいただきました。
教科書の表紙といえばストイックな平面構成図案が浮かんできますが
時代ごとにテイストも違うのでしょう。いろいろと話し合いを重ねましたが、
なんとなく全員の中にあったイメージは「子どもための日経パソコンオブジェシリーズ」。
子ども向けか! 楽だな! と思いきや、こ、こ、これは大人向けよりむしろ大変。
なかなか手強い相手ダゾ、子どもって。
表紙のオブジェはそれぞれの学年で習う、時計の読み方、かけ算、わり算、敷き詰め
などがテーマになっています。全部わかりますでしょうか。
INOUE
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まずはアイデア出し。本制作作業よりよっぽど時間をかけます。
どんなヘンな案も一応拾い上げておくのだよ。
「1」の立体フチドリオブジェを切り出します。
もちろん手でフリーハンドカット!
ときどき、完成と同じ構図で撮りながら、各所の大きさや
テイストを確認し進めます。
糸ノコで切り出し。
レーザーカットではできない、キレイな危うさがにじみ出ます。
小さなパーツ類。オジサンみたいなこと言いますが(充分オジサンですが)
学生のうち、駆け出しのうちは絶対に手で切った方がいいです。
パーツによって素材を使い分け。あくまで写真用のオブジェなんですね。
立体作品でなくて写真作品。
4年生のテーマは「敷き詰め」!
4という数字を見てたら「コ、コレは…! 敷き詰められる!」とひらめきました。
しかし、然うは問屋が卸さない。 ぜんぜんキレイにまとまりません。
手描きのラフって、自分に都合良く描いちゃうものなんだな…と思い知らされました。
でもすでに手描きのラフでプレゼンは済ませてあります。オレの中のエッシャー覚醒せよ!
と叫びながらシャーペンやマウスを走らせます。
“思いつき”から“実効的なアイデア”まではかくも大きな距離があるのです。
なんとか良いカタチにたどり着いて、さあ造形です。
たくさん必要なので、型取り複製しましょう。
プラ板を切り貼りして原型をつくりました。
シリコンの型をつくり、液体のキャストを流し込んで複製していきます。
手作りなのにあまりにもピッッッタンコすぎて驚く。感動です。
こっそりと自分を褒めます。本来、こういう同じカタチを組み合わせるものは
誤差も2倍になってしまうんですよネェ。
扱いやすい素材というのは、大きさにも関係しています。
これくらいのものはスタイロでいきましょう。
6の裏側。ぐんにゃり表現には、こんな金属板の秘密が。
ぐんにゃり度を調整中。
パンタグラフの最もキライなもの、それは色塗りです。
色計画を失敗して違う色を重ね塗りせざるを得ないケースが多い! 多過ぎる!
これからは新人イシカワに任せます。
乾燥中。エッジの角が落ちているのがポイント。
CGに近寄らないように気をつけます。
木目を描くのは本当は気が進まないのだが…
全体のテイストを合わせるためにもここは一発描き込んでみましょう。
うるさくならないよう、自然なカンジで。
美容師になった気分で仕上げて行きます。
造形ができあがっても安心できません!
撮影日の朝は、本当に大丈夫だろうかというモヤモヤの頂点を体験させられます。
裏表紙も含め、撮影は3日間に渡りました。猛暑も相まって合宿感、アリアリ!
みなさん、誠にお疲れさまでした。