2012年10月29日 19:28 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景, 告知, 未分類
ニューヨークの国際広告祭・DAVEY AWARDSにて、昨年の3作品に続き受賞作が多数出ました!
★金賞! Google AdWords Express
★金賞! インドア Google マップ
★銀賞! Panoramio
またもやGoogle広告ばかり。これだけ偏ってて良いこととは思えませんがw、貴重な経験をさせてもらってるので他の作品にも活かしたい。もっと作らせてください。連絡待ってます。
広告やってると“商業でしょ?”と言われることも。が、その制約の中でオリジナリティを発揮したり発見することも少なからずあります。またその商品を通して社会と直結していてなかなか面白い作業だと感じています。しかし場合によっては、大きな声では言えませんがクライアントの言い分ばかりも聞いていられません。激しい駆け引きもあります。そもそも商業という括りって……という長くなりそうな話は置いておいてw(また商業作品とオリジナル作品についてのトークイベントなどもやりましょう)ムービーとメイキング改めてご覧下さい。ちなみに今回も音楽はすべて江口拓人作。そろそろパングラミュージックアルバムができるな〜
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昨年の受賞記事はコチラです。
INOUE
2012年10月25日 19:29 - CATEGORY: イベント, スタッフ, 告知
先週10月20日からパンタグラフ1階スタジオにて、佐野彩夏展「真夜中」が開催されました。
不安、ざわめきを題材とした平面・映像の新作を発表。
複数のモチーフを組み合わせることで生まれる違和感から、
記憶の断片の中にある不安、夜の静寂の中に感じるざわめきを表現します。
会期:2012年10月20日(土)‐11月4日(日) 11:00‐19:00(月・火休廊 入場無料)
会場/主催:PANTOGRAPH 横浜市神奈川区神奈川2-10-17ADビル101
展覧会特設ページ:http://www.pangra.net/artevent/sano/
展示作品はすべて今年制作したものです。
絵画作品が中心ですが、パンタグラフで展覧会をするということもあり、初のコマ撮りアニメーション作品も制作しました。
写真はアニメーション用に制作した紙の人形です。
本編は是非会場でご覧下さい。
このアニメーションの音楽は作曲家・美術家の川瀬浩介氏によるもの。
先日のオープニングのトークイベント「出張カワセラジオ」でも大変お世話になりました。
横浜にある巨大シェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ新・港区」での繋がりがきっかけでできたコラボレーションです。
また併設の喫茶コマドリでは、関連イベントとして私のイラストレーションワークを展示しています。
パンタグラフとのコラボレーションで制作した自主制作アニメーションの「Kitchen Monster」もご覧頂けます!
「Kitchen Monster」メイキング の一コマ
この会期中、喫茶コマドリでもコラボレーションで限定スイーツが登場しました。
二十四節気のお菓子、霜降の「かぼちゃのチーズケーキ」に私制作のステンシルの絵がつきます!
この機会に是非お越し下さいませ。
佐野彩夏
2012年10月3日 16:08 - CATEGORY: INOUE, 作品, 制作風景, 吉竹
Googleマップの新サービス、みなさんはもう試した? 案内にバスが加わってメッチャ便利になりました。僕も毎日バス使ってます。自宅の行き帰りや美術大学までの道のりなど。でも実は数年前までバスは苦手で全然使わなかった。万札しかなかったら運転手のオジサンに怒られそう〜!とか、地名やルートがよくわからなかったり。でも今や、すっかりSuicaが標準装備されたしこの新しい乗り換え案内でこれからは効率よく移動できそうです。
さて、そんな新サービスのプロモーションムービーを担当しました。いろいろ提案したのだけど結局「カワイくてわかりやすいヤツ」という方向性を示されてしまい(笑)あまりイノベーティブなチャレンジを試すスキマがありませんでした。フツーです。でも実は、クマ作りがメチャ難しかったり、おんぶさせたまま歩かせたり、手作りドリーをつくってカメラを横パンさせたり… 誰も気づかない所がとってもイノベーティブなので、そんなスキマを楽しみながらご覧ください…
吉竹氏による人形づくり。いろんな手をつくります。手はクレイだと撮影中にカタチが崩れすぎるのでウチはスカルピーの差し替え式でやります。
下半身の制作。劇中では少し歩く程度なので複雑な間接は必要ナシ。
問題のクマ! さすがの吉竹氏も、全身が動くモコモコ人形は難敵だった模様…
スポンジや鉛線、スタイロにプラ棒と、あらゆる素材の組み合わせ。それぞれの素材の特性を掴むのが重要です。経験あるのみ!
見よ! この素材の使い分け!
これまた難しいファーの貼り込み…
連日、吉竹机はこんなカンジ。
僕は脇でバス作り。素材はなんとスタイロだよ。ええ、スタイロさえあればなんとかなると思ってますとも。
あっ、タイヤを寝かせるとBTTF PartII デスネ。
大まかにカタチができました。この時点でのバランスが重要。おかしいなと思ったらここで思い切って大手術。
スタイロはあくまでスタイロ。アバウト素材です。そのアバウトさを少し引き締めるのが細かなパーツ群。
クマとお父さんも、顔だけ乗せてちょうどよい感じに収まりました。僕はお父さん役のこの人形を、大越キャスターと呼んでいます。
コマ撮りの良い所は、以前つくった背景素材をそのまま使い廻ししやすいところ。でもさすがに足りずに建物を作り足しました。
初挑戦のドリー! カメラ用のトコッロとレールを作りました。鉄のL字アングルで簡易的なものです。
スピードコントロールモーターを使って一定速度で巻いて行きます。結構シビア! コマ撮りする学生はいろんな素材に触れておきなよ。金属やモーターとか、すごく役立つよ… コマ撮りは総合芸術だから、学生のうちはメディアアート的なものにも手を出しておくといいと思うよ。コマ撮りだけやっててもコマ撮りできんぜ…
それにしても、AEで背景をすーっと動かせばいいところをこうして鉄とモーター使って横パンさせるパンタもパンタ。〆切り過ぎても、やらずにはいられないその人なりのこだわりって本当おもしろいですね。
背景をならべてチェック。うちのライティングではこれがギリギリの大きさ! これからもっと広い背景の作品が控えているからなんとかせねば。
こちらは吉竹氏作の電車内。アニメートできるよう、つり革は鉛製。
最後の撮影は夕焼けシーン。映像はやっぱり場面数多いと大変だな… 想定していたより1ヶ月近くも制作が押してしまった。てへぺろ。
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