札幌出張めんそーれ! 〜一日目

おーいおーいほっかいどう、ほっかいど〜〜う♪。たくとです。

6月2日から札幌芸術の森美術館で行われる「立体力  仏像から人形、フィギュアまで」の設営で札幌まで行ってきちゃいました!

出発は平日の朝、年配の方多し!

羽田空港から新千歳空港までのフライト時間はわずか1時間半。
寝ている暇すらありません。本当にあっと言う間。便利だなー。

そして着いたそばからまずは寿司!
井上さんおすすめの回転寿司を紹介してもらって舌鼓をうちました。
こりゃあ、幸先がいいぞ!

ひらめやいくらの舞踊り!ここは竜宮城か?!

お腹いっぱいになっても寝るわけにはいきません。
今回の北海道出張は超過密スケジュールで一分一ナノ秒すら惜しいのです。
早速美術館に移動です。

すすきの駅から地下鉄で15分ほど、
真駒内駅からバスでまた10分のところに美術館はありました。
芸術の森の名にふさわしく自然豊かな環境にある美術館です。

札幌芸術の森美術館は六本木とは関係ないです。

6月にさしかかるというところなのに
すっきり爽やかな涼風を受けながら美術館に突入。

すでに、名だたる作家さんの仏像や人形などが整然と陳列されていました。
そして今回画期的なのはそこにフィギュアと分類されるものも同列に展示される奇跡!
その恩恵にあずかりパンタグラフも参加できることになったのですが
同じフロア内には海洋堂の等身大ケンシロウや
グッドスマイルカンパニーの初音ミクやまどかマギカのフィギュアなど。
これは非常に興・味・深・い!

さあ、早速展示だべとばかりに作業にとりかかります。

井上さんはジオラマの設置、僕は上映映像の確認を始めました。

博ロボのジオラマも展示。ク、クラーク博士?!

そこで恐れていた問題発生!(井上さん曰く「予想していた不測の事態」)
今回、展示上映用にパングラとしましてブルーレイを初導入して挑んだんですが
会場のプラズマディスプレイとブルーレイプレイヤーが繋がれているのが
コンポジット!(いわゆる黄色の端子です。)
これは、ハイビジョンで制作したきれいな画質が一段落ちたもので映されてしまうということで
例えるならば、地デジとアナログ放送の差くらいの画質差が出てしまうんです!

これではいけないと思い、少ない脳みそをフル回転させて対処法を思案。
いろいろ駆使して何とかこれでうまくいくだろうか?というアイデアを学芸員の人に提案してタイムアウト。
次の日もう一度確認してみようということになりました。

井上さんもシビアなジオラマ展示作業。緊張感!

 

とりあえず一仕事終えて、夜はジンギスカンで乾杯!

緊張感からのジンギスカン

幸福な満腹感につつまれながら
最後は札幌で様々なジャンルのアート、カルチャーを発信するイベントギャラリースペース
sapporo underground necco」に連れてってもらいました。

サッポロアンダーグラウンド「ネッコ」

 

大学時代を思い起こすような居心地のいい空間でした。
ライブイベントやパフォーマンスも行われているらしいです。
またイベントなどあるときゆっくり来たいなー。
(あわよくば呼んで欲しい?!)

次の日はまた次回!

ADビル、5歳になりました。

ADビルに関わってくださったみなさんと5周年パーティーを開きました。
その最中に、ADビルの建設現場が食卓に再現されました。

いや〜みなさんなかなかイイ腕ですね〜w
お皿をペロリンペロリン、気っぷがいいです。
喫茶コマドリ店主によるRC建築のお味は如何でしたか?

ご参加の皆様、誠にありがとうございました。

ちなみに、5年前の竣工記念品はこちらです。

INOUE

インドア Google マップ プロモーションムービー

Google マップ・新サービスのプロモーションムービーを制作。
制作期間がかなり限られていたので、コピペを利用して広大なジオラマを表現することに。
予想どおりゲームっぽい画面になったわけでありますが、ズームしてよ〜く見ると、やっぱり
手作りの味がほんのりと残っていて、ほどよい質感や触感が伝わってきます。 Webやゲームでも、
もっと手作りオブジェ使いませんか…?

 


最初は手描きでマッピングを試します。
ドラクエや桃鉄、シムシティなどもおおいに参考にしちゃいます。


スタイロカッターを利用して建物らしきオブジェを制作!


光を当てたときに影やハイライトなどのカタチのとっかかりが
見えるようなデザインを目指します。


丸いビルはパイプとライオンボードを使用!
アイデアノートにも載っていない素材。コスプレなんかによく使われているよ。


ムービーの中には、パンタグラフやオーリーズバードがアトリエを
構える、共同アトリエマンション“ADビル”や…


ADビルの前身・宮本ビルも並んでいます。探してみて下さい。
探すほどでもないけど… いっぱい建ってます。


ショップっぽいイメージで建物の中のアイテムも作り込んでいきます。
これらは疑いようもないヨシタケテイスト。


CGで作るよりも断然味があって制作時間も同等か早いくらい。
今、世に出てるグラフィックがもっとこういったものと入れ替わって
いくといいんですが。なぜこんなCGありきの世の中に?


スタイロを切り出して…


エスカレーター!


コマ撮りでちゃんと動きます。


ヨシタケ人形も炸裂です。最近、手・足・首・腰などの新しい間接技法が
定着しつつあります。


まるでアシュラマンのように、いろんな腕を作り貯めます。
指のカタチも様々。


セットと照明を作り込んでいきます。
場合によっては人形の下半身は外してしまいましょう。


こんな天井をつくって…


室内の照明を表現。室内の様子を再現するのはいつも苦労します。


インテリアや家具、建築のちょっとした知識が役立ちます。


スタジオもいいカンジにゴッチャゴチャになってきました。


セットや場面が変わるときは一度スタジオを掃除!
スッキリした気分で仕切り直し。
屋外の場面は意外と照明が必要。久しぶりに6〜7灯で撮りました。
照明では光を当てるのも大事だけど、もっと大事なのはそれらの
光を切ること。反射板や仕切り板をたくさん使おう。


流れる背景を動画撮影で。
セットをレールに乗せ、スピードコントロールモーターで制御。
学生時代の作品や素材は取っておくもんだ…!

INOUE

Panoramio – パングラボードゲームができるまで –

先日、パンタグラフの新作映像が公開されました。

Panoramioという写真共有サービスのプロモーション映像です。

こちらからご覧頂けます。

 

この映像が出来るまでの制作過程をここでご紹介したいと思います。

PanoramioはGoogle Maps、Google Earth上に自分の写真を貼り付け、世界中の人たちと写真の共有が可能なサービスです。

今回は世界中の様々な写真を共有し、コミュニケーションできる楽しさをボードゲームで表現しています。

 

まずはボードゲームの世界観。

ボードゲームの資料を参考にボード・コマのデザインを考えます。

ボードは六角形に決定!

六角形に合わせて配色やデザインなどを決め、まずはサンプル作り。

コマも同時進行で作るので、サイズ確認のためのタタキ台。

アップのアングルもあるので、コマは小さ過ぎず、大き過ぎず。

ボードとコマのデザインが決まったところで、本格的な制作に入ります。

ボードマップに使う原画も描き込んでいきます。

コマはすべて木材で制作するため、まずはスタイロでデザインとサイズ感をチェック。

木目をだすため、建物のコマには杉材を使用しています。

塗装は表面だけ。側面は木目が見えるようにします。

これで木の素材感を生かした建物のコマの完成。

続いては人のコマ。

こちらも木で制作します。

コマ撮りする際にズレたりしないよう、

ボードには鉄板、コマの裏にはマグネットを仕込みます。

カメラとのバランスを見て

塗装していきます。

こちらも素材感を生かすため、顔には色を塗りません。

 

ここで吉竹さんの職人技!!

なんとカメラはコンデジから一眼まであります!

出来上がった原画を使ってゲームボードを組み立てていきます。

実は本編には映っていませんが、クジラや気球もマップの中に描かれています。

鉄板の上に完成したマップ・コマを並べ、いざ撮影です。

 

3月にオープンした喫茶コマドリもこの映像の撮影スタジオとして使われています。

また音楽は びじゅたん こと たくとさん の作曲!

おもちゃのようなかわいらしい音楽で、より一層ボードゲームの世界に入り込めます。

この制作レポートを見てから、また映像を見ると違った見方ができると思いますよ!

是非またご覧下さい。

 

さの

 

 

日経パソコン ─ 9年目突入!

隔週だから1年24号 × 8年 = 192号!
いくらなんでも多すぎるんじゃないかとかけ算し直してしまいました。
もうこれは早く写真集とか展覧会とかせねばなりません。

 


スタイロを積層しておっきなカタマリをつくります。
接着には漬物石が便利。


円柱に切り出し。
端材が結構出ますが、無駄にならないよう使える物は取っておこう。
品薄でスタイロが貴重な時代です。


丸太型にカット!
アイデアノートを読んでいればカットの仕方は分かるよね!


垂直にスジを入れていきます。精度はほどほどでOK。


概形でけました。なかなか樽っぽいです。


木材で栓をつくり、ワイン樽感を出します。


吉竹氏制作の“スマフォ切り出し機”。
羊羹のようなスマフォが切り分けられている瞬間を造形します。
見た目には分からないが、部分によって使う素材がバラバラです。
グニャリと曲ったスマフォは粘土(スカルピー)製、出来上がりの
スマフォは直線が命!なのでMDF製です。そして…


カタマリはボリュームがあるので、プラ板の箱組みです。
同じモチーフでも、形が違うと作る素材がこれだけ異なるという良い見本!
造形が苦手、下手、時間がかかるという人は、素材選びを慎重に行うといいよ。


台やマシンはシンプル。MDFでつくります。
撮るアングルによって印象が違ってきそうなので、撮影当日はいろいろ試そう。


またまたMDFを切り出します。
“くり抜き加工”はめんどうでもドリルで穴を開け、刃を通してから。


カタチを整えます。裏側は作らず、見える面だけでも充分。
なんせ1アイテムにかけられる時間、2〜3日なんだからね!


組み立てた後、表面に鋳物風の凸凹を施します。


丸型回転サインはWindows色と、一応地味な白黒バージョンも用意。
少しエイジング加工気味に。


さて、お次はUSB蓄音機型記録装置…
時間がなくてもうビビりながらやってます。コマ撮りも並行してるし…


なんか定まらないままモヤモヤ進めていきました。
なんとか仮組みまでいったけど全然カタチが納得いきません。
切ったり伸ばしたり、この段階で結構試行錯誤します。


プーリーはアリモノを探したけど無い! プラ板とMDFで適当に作りました。
アンティーク作品のいいところは適当につくっても味になってくれるという
ところです(笑)


化粧品の容器やプラモの余りなど、アリモノ作戦でいきます。


レコード筒部分は塩ビパイプを無理矢理ボール盤にかませて棒ヤスリを
慎重にかけていきます。ただ、スネ毛のようなカスが全然取れなくて、
仕上げが難しい! 塩ビめ。


塗装。
金属っぽいドライブラシと、ツヤの出し入れで硬そうな質感を目指します。


バイクプラモのタイヤパーツも塗装を施せば…!


造形作業より、塗装作業の方が時間がかかる場合が多いです。
じっくりじっくり…

ようやく完成し撮影を終えホッとするのも束の間、もう次号の案出しです。

INOUE

円すいのお出まし

みんな、円すいのことどう思ってるんだろう…

円すいって、意外とむずかしいんだよ!


マーキング。


糸ノコでカット!
カットしちゃわないのがポイント。


バ〜ン!
ここではじめてバラしてね。


カッターでざっくりカット。


紙ヤスリでキレイになりました。
みんな、もう円すいのこと軽く見ないで。お願い…

そんな円すいの体積、円柱のちょうど1/3。

不思議だよね。

INOUE

日経パソコン ─ 秋味

隔週刊の日経パソコン表紙もかれこれ8年。
2週間に1つ、アイデア出しと造形制作を長年続けるのが、
とても良いアタマの体操になっています。



アンティークタイプライターのキーボタンを制作。
カットした丸棒と適当なプラスチックリングをくっつけたら…


パテして!


えいっ。多少乱暴な方が古い感じがデマス。
アクリルガッシュのメタリック色はなかなか使えるヨ。


鉄製カバーの制作。MDFは曲がらないので、
無理矢理ジャバラ状にして仮接着します。


ここもパテしてヤスリ!
世の中、細かな矛盾はこうして強引に馴染ませられているものです。


金属や塩ビ、アリモノなど、素材は結構バラバラです。


おっきなボルトネジに粘土を巻いて、ネジをそっと回し抜きます。
そこにキャストを注入。簡単なカタドリです。


カタチを整え、くり抜いて端子をセット。


アキバで買ってきた50円のジャンクキーボード。
お前にだって第二の人生があるのだ。


4色くらいに色分けしたら…


テキトーに並び替え!


MDFを切り分けます。


木工ボンドで接着してハミダシをカット。


角丸にしてピースも用意します。PDF編集をパズルに例え、簡単でしょ、
みんなもやってみようねっていう感じをタブレットPC風に表現。


結構、寄って撮りました。さっ、もうすでに次回の案出しがはじまります!
この日経パソコンの道具シリーズや家具シリーズ、もっといろんな場面で
活用できそうです。雑誌、広告、CM、パンフ、Web、ディスプレイ等々。
オラたちを上手に利用してください。アイデア次第! 早い者勝ち!

INOUE

モンスタップ制作レポ!

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

アトリエスタッフの佐野です。

2012年1月4日から今年最初のパンタグラフによるアニメーションの放映が始まりました。

NHK ETV(教育)おかあさんといっしょの1月の月歌「モンスタップ」です。

「モンスタップ」は、歌のお兄さん・お姉さんがモンスターと一緒にタップを踊る歌です。

今回は、その制作の様子をご紹介したいと思います。

冬の夜の森が舞台です。

今回、ビジュアルデザインと造形は私が担当致しました 。

アイデアノートを見つつ、スタイロを使ってセットを作っていきます。

テクスチャーをつけ、温かい印象に仕上げます。

人形の体の部分はスタイロ、手足や細かいパーツはプラ板でできています。

怖くないモンスターを意識しつつ、作っていきます。

人形・セットはすべて半立体。

裏側はというと…

タップを踊るため、関節は細かく制作してあります。

関節は吉竹さんに作って頂きました。

一通り完成したセットと人形。

スケール感を出すため、星や月は棒で吊るしてあります。

お兄さん・お姉さんが入るとこんな感じかな…

とイメージを膨らませつつ、撮影に入ります。

今回は、人形がリズムに合わせてダンスを踊ります。

多い時は、4体同時に動きを合わせて撮影していきます。

すべてのシーン撮影後、PCで編集作業。ここでお兄さん・お姉さんを合成し、人形とリズムを合わせていきます。

ここでは紹介できませんが、お兄さん・お姉さんのダンス・衣装も見所の一つです。

そして、登場するキャラクターは全部で11種類!!

とても賑やかでかわいい映像に仕上がりました。

 

おかあさんといっしょの放送時間は

月~金曜日 午前 8:01~8:24(23分)

土曜日 午前8:00~8:24(24分)

【再放送】

月~金曜日 午後 4:36~4:59(23分)

土曜日 午後 5:00~5:24(24分)

2月3日まで番組内で放映されますので、是非ご覧下さい。

 

また1月15日発売の月刊「NHKのおかあさんといっしょ」(講談社)に「モンスタップ」が掲載されます。

こちらも合わせてよろしくお願い致します。

 

さの

会社案内用 カブリモノ制作

節電でより暑く感じた2011年夏。

会社案内のパンフレットに使用するカブリモノの制作のご依頼をいただきました。

 

こちらが出来上がったパンフレットです。

表紙のカブリモノの部分に、光沢加工がされていてとても素敵です。

 

せっかくなのでこの場を借りて、吉竹さんが主動となり制作した作品を簡単に説明させていただきます。

 

まずは型を制作します。何枚もの発泡スチロールを重ねて貼付けて。。。

 

ひたすらカッターで発泡スチロールを削っていきます。

 

削っては試しに冠りを何度か繰り返し出来上がったのがこちら。

 

 

次に発泡スチロールに石膏を塗り固めた型を制作します。

石膏に植物性で出来ているスタッフという物を漬けます。

石膏とスタッフを混ぜる事により強度をあげることができます。

 

石膏に漬けたスタッフを発泡スチロールの型に素早く付けていきます。

貼付けが終わり、後は一晩寝かして固まるのを待つだけ。。のハズでしたが、ここでアクシデント!

石膏が一向に固まりません!

実は、使用した石膏は、何年か前に購入した少し古い物で、劣化してしまったようです。

急いで新しい石膏を購入しやりなおし。

 

今度はバッチリ!固まりました。

 

中に入っていた発泡スチロールの型を外すと。。

 

石膏の型が完成!

 

できた型の内側にFRPを塗り、二つを合わせて乾燥させます。

 

乾燥したら、型をトンカチで叩きながら外していきます。ちゃんと固まっているかどうか、緊張の時です。

 

ぱかり!

 

型から出てきたのがコチラ。ちゃんと固まっていて、ホッとしました。

 

取り出したカブリモノの表面はザラザラのボコボコ。

ツルツルにする為に、ひたすらヤスリをかけていきます。

 

何度も何度もヤスリをかけ、磨き上がったものがコチラ。

 

スプレーで色を付けていき。。

 

そして目にも色が入れば。。

 

 

ついに完成!

 

ツルツル ピカピカで可愛い子に仕上がりました!

出来上がったカブリモノは、今回のパンフレット以外にも使用されるようで今後の活躍に期待です!

 

はしもと

坂本のどか展 {( private ( ) public )} 展覧会レポート

作品が届きました。デカい! 5人がかり!

 

作品の梱包箱が、倉庫にも屋上にもどこにも入らないことが発覚…! 保管しておく場所がありません。やむなく建物のウラのわずかなスペースに押し込むパンタグラフメンバーたち。

 

全然解決してないけど、とりあえず満足顔。おとなりさん10日間ごめんなさい。

 

普段は撮影スタジオ&PC作業場の1階。空間を区切ってギャラリースペースを設けます。

 

会場と並行して、作家の設営も同時進行。設営期間、たった二日!

 

天井吊りの作品もあります。こんなこともあろうかと、パンタグラフの天井は撮影や展示でモノが吊れるように等間隔でネジ穴が仕込まれています。

 

2件隣の「喫茶コマドリ」でも展示作品の設営。ここはお茶を飲んで歓談するための休憩スペースなんだけど、不思議と作品が古民家にマッチッチ。

 

コーヒーのいれ方講習会。鍋パーティーには慣れているパンタグラフだけども、喫茶室は初体験! 緊張します。

 

展覧会にお越しの方には、コマドリマスター特製の“のどか展オリジナルクッキー”と、コーヒーの差し入れが! 展示やポートフォリオ、コマ撮りアニメを見ながらくつろげます。これサイコ〜

 

会場では体験作品もアリ。これは今回だけではモッタイナイくらいのとても良い企画。またの機会にもやってほしいな。

 

一度やるとハマります。

 

寒空の中ありがとうございます。みなさん随分とゆっくりされていきました。オープンしたらまた来て下さい!

 

クロージングの日にはトークライブのUST配信も! DJはおなじみのブラックマグマさん。

 

できたばかりのコマドリの唄を生演奏で聴きながら、東神奈川の夜は更けてゆきました。

 

ここ数年はプレゼンイベントやトークイベントが中心だったパングラギャラリー、気がつけば展覧会としてはヨシタケシンスケ展以来、3年ぶりのギャラリー展示企画となりました。あえてトリエンナーレの時期は外し、師走の忙しさに入る直前あたりの時期を選びました。集客はなかなか思うように行きませんでしたが、会期中に「ヨコハマ経済新聞」さんに取材していただいてからは、記事を見た一般客やご近所の方もチラホラ…  喫茶室も併設し、お茶を飲みながらゆっくり作家と話したり(作家さんにはほぼ毎日会場についていただきました)、ポートフォリオを見たり、会場であるパンタグラフの活動内容を知ってもらったり、逆にお客さんの作品を見せて頂いたりと、単に作家の作品を見せる場というだけでなく、人が集まり刺激を受け、また新しいものが生まれてきそうな、カタカナでいうとグルーヴとかムーヴメントとか、そんなうごめきの中心に坂本のどかの作品がある…と、そんな理想的なサイクルが少しは垣間見れた気がしました。

展示空間はどっぷりと自分に浸れるような、気のせいか湯気や湿気を感じさせる、そんなプライベート空間が体験できました。ワークショップ作品もあり、完成品を持ってコマドリに行けばお茶も飲めるという、気の届いた構成力と力加減は絶妙。販売作品の「脳みそ石鹸」は思わずポンと手を打ってしまう説得力があり、そのハマり方の気持ち良さからか良く売れました。 会場側としては反省点も多々あり… いやでも初個展としてはとても成功したのではないか?とも思ったり。様々なことを考えさせられた坂本のどか展でした。

みなさんお疲れさまでした! ご来場のみなさま、ありがとうございました。

★展示写真は「アートイベント」ページでご覧下さい。

INOUE